サントリー ザ・プレミアム モルツ | ANNEX・千夜一酒館

サントリー ザ・プレミアム モルツ

 当地ではサントリービールといえば「まずいビール」の代表格である。


 そんなサントリービールが、(どこで誰がやってんだか分からないコンテスト第1位の)モンドセレクションで金賞を取ったという。世界でほめられたというわけだ。


 それが「モルツ」のプレミアムライン、「ザ・プレミアム モルツ」である。


 麦芽100%。エビスなどは開封時にやや圧迫感のあるにおいを発するが、ザ・プレミアム モルツは欧州産アロマホップ2倍ということもあり、華やかな香りがする(麦くさいビールを好む年輩者には好かれないかも知れないが…)。


 飲み口も、コクを強調することなく、軟らかな炭酸具合でスーッとのどに通る。やや苦みが強い気もするが、それが清涼感を演出してくれる。いろいろな食べ物にも合うだろう。


 香り、味、のどごし。突出したものはないが、それぞれが調和しあい、なかなかの完成度となっている。なるほど、あのサントリービールでも金賞を取るというのもうなずける。


 問題はプレミアムラインのため値段がかなりお高いということか。日常的にジャブジャブ飲むというより、たまにちょっとぜいたくして…というところだろう。


 1缶から安売りしているスーパーなどもあると思うので、ぜひとも日々の酒のアクセントとして、モンドの味(笑)にトライしてみていただきたい。