サッポロビールと「トライアングル」 | ANNEX・千夜一酒館

サッポロビールと「トライアングル」

いよいよ最後の戦士が腰をあげた。

ビール大手4社のうち、焼酎商品を持っていなかったサッポロビールが、

キッコーマンから焼酎部門を買収することとなった。


キッコーマンの焼酎と言えば「焼酎貴族・トライアングル」。

ほかにもマンジョウブランドの焼酎もいくつかあるが、

これらをサッポロビールが買い取ることとなる。

(マンジョウ味醂はキッコーマンに残る模様)


サントリーは古くから持つブランド「樹氷」を強化、

キリンは台湾焼酎「ピュアブルー」を展開、

アサヒは協和発酵と旭化成の焼酎事業を買収するなど、

焼酎ブームに対し各社それぞれのアプローチで挑んできた。


「トライアングル」ブランドはキッコーマン自体もてあましていた感もあり、

今回の買収をきっかけにブランド自体の復活も期待したい

(ただ、サッポロのブランディング下手は周知の事実であるが…)。


サッポロはビールも発泡酒もふるわず、

切り札であった第3のビールも各社にマネされる始末。

一発逆転を「三角ベース」で放てるかどうか。