キリンビール、メルシャンを買収 | ANNEX・千夜一酒館

キリンビール、メルシャンを買収

キリンビールが、同業のメルシャンを買収するとのこと。

いわゆる友好的TOB(対象となる買収相手の賛同のもと、

この会社の株を高く買いますよ~と宣言すること)を仕掛けるそうだ。


メルシャンはもともと「三楽」という酒造会社で、

味の素の傘下にあったが、

ここへきて大手ビール会社・キリンビールとの経営統合ということとなった。


キリンは、苦手とするワイン事業をメルシャンに譲渡し、

逆にメルシャンは焼酎事業をキリンに委譲する。


メルシャンの焼酎事業は戦中の創業期から続く事業であるが、

それを手放し、ワインに集中。キリングループの重要な屋台骨となる。


キリンはメルシャン買収で、酒造業ではアサヒビールを抜き国内トップとなる。


毎日新聞は「ビール離れ」を指摘している。

発泡酒や第3のビール、そしてチューハイがビールの座を脅かす。

ビール大手のキリンが「ワイン屋」を買収し、てこ入れする。

お酒と日本人のつきあい方も、いろいろ変わるのだなぁ。