夢みる乙女 | ANNEX・千夜一酒館

夢みる乙女

ワイン「夢みる乙女」。

仙台に出張した際、駅前のさくら野百貨店にて購入。

なんと「いちごワイン」だそうである。

製造自体は「はこだてわいん」(北海道)が行っているが、

宮城県亘理町産のいちごを使用しているとのこと。

ぶどうを全く使用していないのならこれは凄い。


「わたり発いちごだワ・イン」という

なんとも80年代チックなコピーにいささか不安をおぼえるものの、

封を切りキャップを開けると、おうおう、いちごの香りがするではないか。

あのツブツブ(あれがいちごの種である)の青臭い香りもする。

そうそう、いちごミルクを作るときにつぶしたいちごのあの香り。


そして一口。

おおっ、このほどよい酸味。下手なぶどうのワインより美味しい。

甘みも上品。アルコール度数は5度と抑えめだが、

おかげでアルコール臭がでしゃばらない。


いちごシロップのような人工的な香りではない。

ほんとのいちごの香りがする。

ワインとしても完成されている。


他人に勧めたい仙台土産(宮城土産かな)がまた増えた。

(いちおしは「粟野の笹かまぼこ」。これも美味しくお酒にも合います)