ANNEX・千夜一酒館 -6ページ目

どうしようソーダ

ソーダ割用に、ダイエーのソーダを愛用している。

354ml1本40円、24本1ケースで934円という激安価格。

これより安いソーダ水はみたことがない。

アメリカ産。やや苦み?えぐみ?があるものの、

酒で割るからほとんど気にはならない。

安くて使いやすいソーダである。


ところが、である。

ダイエーがあの通りになってしまい、どんどん店を閉鎖。

わが東北には直営店はとうとう仙台店を残すのみとなってしまった。

盛岡市内からは先月、32年間営業した盛岡店が閉店。

現在はフランチャイズの「シティ青山」がある。

バス会社の岩手県交通(国際興業系)が、

ダイエーの商品を仕入れて運営するショッピングセンターである。

しかし、ここも来年2月を持ってダイエーとの契約を打ち切るという。

すると、ダイエーの商品が岩手県から全く消えてしまうことになる。

この激安ソーダともお別れ、か。

ネットショッピングもすることは出来るが、

2ケースで送料525円(1ケース半分以上)、とかなり割高になる。

先週、シティ青山でソーダを買いだめしておいた。

しかしこれもいつか尽きるだろう。

まあ、ダイエーがこのソーダの販売をやめてしまう可能性もあるが

(かなり利ざやが少なそうだし)、それにしても、残念なことだ。

サントリー 麦の贅沢

ラグジュアリーなデザインに「新しいビールか」と思わされるが、

実際は第3のビール。サントリーの得意とする「リキュール類」である。

「冬季限定」と銘打たれている。


「スーパーブルー」のラインかと思いきや、

発泡酒をベースとしたスーパーブルーと違い、

こちらは「ビール」をベースとしているようだ。

それに小麦スピリッツ(麦焼酎の水割りみたいなものだろう)と炭酸を足して

「リキュール類」としている。


当然ながらスーパーブルーよりもビールテイストは強いが、

サントリービール独特の麦の強い香りがあり、好みは分かれるか。

コクはないに等しいが、さっぱりした味わいは悪くない。

「あっさりビール」という感じか。

ドラフトワンや新生などの「その他の雑種2」とは趣の違う味。

ビールや発泡酒ほどの満足感はないけれど、安さは魅力だ。


ちなみに「麦の贅沢」という名称は98年に一度ビールで使用しているようである
第3のビールという、贅沢とは正反対の位置にある商品で

あえて名乗ったこの冬限定のプチ贅沢、お早めに。

あったか ドランブイ

ホットドランブイは簡単だ。

グラスに水とドランブイを入れ、電子レンジでチン。

(チーンっていうのはもうオーブントースターくらいしかないと思うけど)

問題はそのドランブイが入手しにくいことくらいか。


…入手しにくいと言っても、

コンビニやスーパーにないというだけで、

サントリーが取り扱っているくらいなので

大きな酒屋やネット販売で容易に手にはいる。


一家相伝の配合で作られる「秘酒」とまで言われる

ハーブ系リキュール、ドランブイ。

揮発性の高い香りが特徴。


寒い夜にはお湯割り、つまりホットドランブイは最適である。

ホットにすることで香りはいっそう強まる。

シロップのような強い甘みは、割ることで緩和される。


温かかったホットドランブイも、飲んでいくうちにぬるくなる。

早く寝たら、と諭してくれているようだ。

母の優しさを思い出すナァ。

サッポロビールと「トライアングル」

いよいよ最後の戦士が腰をあげた。

ビール大手4社のうち、焼酎商品を持っていなかったサッポロビールが、

キッコーマンから焼酎部門を買収することとなった。


キッコーマンの焼酎と言えば「焼酎貴族・トライアングル」。

ほかにもマンジョウブランドの焼酎もいくつかあるが、

これらをサッポロビールが買い取ることとなる。

(マンジョウ味醂はキッコーマンに残る模様)


サントリーは古くから持つブランド「樹氷」を強化、

キリンは台湾焼酎「ピュアブルー」を展開、

アサヒは協和発酵と旭化成の焼酎事業を買収するなど、

焼酎ブームに対し各社それぞれのアプローチで挑んできた。


「トライアングル」ブランドはキッコーマン自体もてあましていた感もあり、

今回の買収をきっかけにブランド自体の復活も期待したい

(ただ、サッポロのブランディング下手は周知の事実であるが…)。


サッポロはビールも発泡酒もふるわず、

切り札であった第3のビールも各社にマネされる始末。

一発逆転を「三角ベース」で放てるかどうか。


日本酒の楽しみ

日本酒なんて嫌い、と思っていたが、

最近、日本酒が旨いのだ。

冷やでもよいし、お燗もいい。

今の時期なら熱燗がグッド。(電子レンジならすぐできるし光熱費もかからない)

寒い寒い部屋の中で、あつあつのお酒をいただく。

ふわりとただよう優しい香りは、

洋酒や焼酎のお湯割りでは出せないものだろう。

麹と米の織りなすハーモニー。


オヤジじゃあるまいし日本酒なんて…と言う諸兄がた。

アメリカ人でさえサーキ、サーキと日本酒をありがたがって飲んでいるのだ。

日本人が日本酒を飲まずしてどうする、と思う。

アサヒ本生ゴールド

「アサヒ本生」シリーズの黄色版が「ゴールド」である。

爽快感を押し出しているのが赤の本生とすれば、

ゴールドはホップの香りを強調している。

個人的には発泡酒の決定版とも言える味ではないかと思う。

ビールよりも本生ゴールドの方がおいしい、と言う人もいるだろう。


アサヒはビールメーカーの王者だけに

(しかもじり貧からはい上がった過去を持つ)

消費者の好みを知り尽くしているのかもしれない。

思わずケース買いしてしまった(しかも安値リサーチした上で)。



アサヒ新生3

本日発売の第3のビール。

既存の「新生」をリニューアルした形の商品。


新生は、他社の製品と比べ水っぽくてがっかりした覚えがある。

そのあたりはやや改善されているように思うが、

しょせん第3のビールなので多くを期待してはいけない。

「アテをつまみながらさっぱりと飲む」酒だろう。

カロリーもこころもち控えめに抑えられているし。


第3のビールが越えられぬ限界を「新生3」は教えてくれた。

やはり増税はいかんよ。(そっちに行くか)

生搾りのCM

北海道生搾り 」のCM。

あのとぼけたメガネのオバサン、

てっきり「風吹ジュン」かと思っていたが、

よく見たら「中島みゆき」だった。

(ちなみにオジサンのほうは「真心ブラザーズ」の人)


頼んでもテレビにも出てくれないような

お高く止まった歌手・タレントは基本的に嫌いなのだが、

それにしてもとんでもない飛び道具を出してきたものだ。

(最近のみゆきは頼めばテレビに出てくれるようだし)


それにしてもまた生搾りは缶デザインを変えてしまったのか。

前デザインのものが、自宅にまだ7缶ほど残っているんですが

味も変わっていれば買うんだけど多分ほとんど同じなんだろうな。

ポレール クリアドライ

スーパーに行けば300円以下で売っている「安ワイン」。

しかしワインについてはよく分からない小生、

この「ポレールクリアドライ(赤)」でも十分おいしい。


きょうは「ボジョレー・ヌーヴォー」の解禁日。

テレビのニュースでも華々しく取り上げられており、

きょう立ち寄ったスーパーでも販売されていた。


サントリー系のヌーヴォーは、

責任者らしきオッサンの写真つきPOPが飾られていた。

そのほかキリン系のヌーヴォーなど、

「どうぞお買い求めください」と言わんばかりに、

8種類くらいが1500円前後のお手頃価格で並べられていた。


しかし、どうも躊躇してしまう。

ボジョレー・ヌーヴォーは、テレビで取り上げられるほどに

「マスコミに踊らされながら飲むワイン」のイメージを強くするのだ。

それを思うと、1500円でも高く感じる。


やっぱり、一瞬ヌーヴォーにもぐらついたが、

結局買ったのがサッポロワイン「ポレール クリアドライ」298円という次第。

ほかにも安ワインの定番、メルシャン「ビストロ」やサントリー「デリカメゾン」があったが、

いくらワイン知らずの自分でも、サッポロ「ポレール」が

一番自分の口に合っているな、と生意気ながら思っているもので…


俺にとっちゃヌーヴォーより美味いワインだ、と思いつつ、

グラスの中の赤いワインを飲み干すのである。

ペロケ

見た目のよいカクテルをご紹介。


1.ペルノをタンブラーに注ぐ。
2.冷水を注ぎ、ステア。
3.グリーンミントリキュールを少量入れる。


ペルノはパスティス系アニス酒。水を加えると白濁する。その中にグリーンミントリキュールを入れる。今回はジェットを使用したが、底に沈殿するグリーンミントと、黄緑色の上層部に分かれ、色はきれい。女性なんかとくに喜びそう。


しかし日本人の95%は薬臭くて飲めないだろうな、これ。女性はまずダメかもしれない。


フランス人は昼間っからこの薬臭い酒を飲んでいるらしいが、日本人はまずDNAでこれを受け付けないだろう。


それは「アニス」の香りである。日本ではペパーミントと並び、歯磨きに使われるハーブである。とくに塩入り歯磨きなんかはアニスが強いので、パスティスの味がわからない方は、「塩入り歯磨き味」と思っていただければ。


パスティス系は慣れが必要である。かくいう自分は酒のネタに困るとついついペルノやリカール、アブサンといった「パスティス系アニス酒」に手が伸びる。「ネタに困ると」というほどなので、頻繁には飲まないが、飲めないことはない。大好きでもないが、飛び道具として飲みたくなる。


さて、ペロケ。飲み進めていくと、だんだんペパーミントリキュールの味が混じってくる。そう、メントール系の「お口スースー」によってどんどん「歯磨き」味に近くなっていくのだ。


でもリキュールなのでけっこう糖分が入っている。寝る前にはほんとの歯磨きも忘れずに。歯磨きしろよ、加トちゃんペロケ。