ANNEX・千夜一酒館 -7ページ目

久米仙 古酒

 盛岡のデパート「カワトク」の沖縄フェアで入手。かなりの種類のアイテムが並んでいたが、カメから瓶詰めしてくれる古酒泡盛があり、しかもけっこうリーズナブルということで、43度と35度の2種類があったが、コストパフォーマンスの高い43度を購入。


 古酒は初体験。古酒というと黄色いんじゃないの?というイメージがあったが、今回購入したものはふつうの泡盛と同じ無色。やや拍子抜けしたが、口に入れてみてびっくり。


 飲む前に鼻に伝わる香りは麹のものだが、飲んだ途端にまるでレミーマルタンのような、熟成された芳醇な香りがする。そのあとから清酒のような爽やかな米の香りが駆け抜けていく。うーむ、これが古酒というものなんですかねぇ。


 43度をストレートで行くには相当の訓練が必要なように思われるが、ウィスキーやウォツカと比べればアルコール臭は気にならない。むしろそのブランデーにも似た(というかブランデーそのものの)香りが勝る。しかも43度だからすぐ酔っぱらえる(笑)。まあ35度ならまた別の楽しみ方もあるだろう。


 おそらく割っても楽しめると思うが、この香りが多少やわらいでしまうかな? お湯割りならいけそうかも。


 なんだかんだ言っても雪が恋しくなると思うので、宮本亜門みたいに沖縄には住めないと思うが、こんなのが毎日飲めるんならいいなぁ、と透明に輝く古酒泡盛をちびちび飲りつつ思うのである。

サントリー ザ・プレミアム モルツ

 当地ではサントリービールといえば「まずいビール」の代表格である。


 そんなサントリービールが、(どこで誰がやってんだか分からないコンテスト第1位の)モンドセレクションで金賞を取ったという。世界でほめられたというわけだ。


 それが「モルツ」のプレミアムライン、「ザ・プレミアム モルツ」である。


 麦芽100%。エビスなどは開封時にやや圧迫感のあるにおいを発するが、ザ・プレミアム モルツは欧州産アロマホップ2倍ということもあり、華やかな香りがする(麦くさいビールを好む年輩者には好かれないかも知れないが…)。


 飲み口も、コクを強調することなく、軟らかな炭酸具合でスーッとのどに通る。やや苦みが強い気もするが、それが清涼感を演出してくれる。いろいろな食べ物にも合うだろう。


 香り、味、のどごし。突出したものはないが、それぞれが調和しあい、なかなかの完成度となっている。なるほど、あのサントリービールでも金賞を取るというのもうなずける。


 問題はプレミアムラインのため値段がかなりお高いということか。日常的にジャブジャブ飲むというより、たまにちょっとぜいたくして…というところだろう。


 1缶から安売りしているスーパーなどもあると思うので、ぜひとも日々の酒のアクセントとして、モンドの味(笑)にトライしてみていただきたい。

麦香る時間

 更新がとろくてすいません。夜になると重いんですよアメブロ は。藤田クン、一流の街・渋谷で働いてるんだからもっとしっかりしなよ(ボクも渋谷は好きな街です)。堀江モンよりは応援してるんだから(笑)


 それはさておき。きょう俎上に上げるのはアサヒの発泡酒。ローソンで入手。ローソン限定らしい。…コンビニなんて滅多に行かないので(実話)、初入手。


 なるほど、これはややお高いだけあって(たぶんスーパーならビールが買える値段)なかなかのお味だ。発泡酒だから多少コクがないのはしかたないにしても、ホップの香りがよい。

 コクがないとは書いたが、普通の発泡酒と比べれば味があるほうだ。副原料に「発芽玄米」を使用しているそうで、なんだか体にも良さそうな気がする(アルコールで健康になった人間はいない、が持論であるが)。


 ややお高いのは麦芽を「25%以上50%未満」使用しているからだそうで、これによって税率が上がるらしい。


 プレミアム発泡酒なんてもの飲むんだったら普通のビールでいいじゃん、という気もするが、ビールの臭みを嫌う人もけっこういるそうなので(サッポロあたりはけっこうキツいからね)、ビールは嫌だけど普通の発泡酒では物足りない、という人向けだろう。


 ただそれよりも、ローソンでは普通のビールはそこそこの値段なので、「ちょっと贅沢したい」という顧客に向けた、すき間産業商品という側面が一番大きいように思う。

 いずれにしても面白い商品だと思った。一般受けはどうかと思うけれど…

挑戦! オリジナルカクテル

最近、缶ものかスピリッツや焼酎ばかり飲んでいて、

アブサン以外のリキュールを消費していなかったので

こりゃ酒好きとしてはアカン、と思いカクテルを飲もうと思い立つ。


たまには自分で考えてみようかな、と思い

なんやかや考えて作ってみたのが以下のもの。

・テキーラ(ホセ・クエルボ/ゴールド) 15ml

・スロー・ジン(ボルス) 20ml

・グレープフルーツジュース Full

以上をステア。


結果としては…テキーラが強すぎたかな?

スロー・ジンの香りはあまりしない。


あとでレシピ本「カクテル400」(主婦の友社)で確認すると

レシピは「スロー・テキーラ」に似ていることを確認。

テキーラ:スロー・ジン:レモンジュース=2:1:1…

なんだ、こっちのほうがテキーラが強いじゃない。


まあ今回作ったオリジナルカクテルもまずまずのおいしさなので

(色はあまりよくないが)満足。

オリジナルの楽しさを堪能できた。

またやってみよう~

キリン 一番搾り とれたてホップ

岩手県遠野市でとれたホップを使用したという「一番搾り」のスペシャルバージョン。

昨日、2005年のホップを使用した製品が発売開始されたというので

安く売っているという某スーパーにて6缶パックをゲット。


2005バージョンはこれまでほどの衝撃感はないかな?

「毬花」以降、鮮烈な香りが特徴だっただけに…

しかしほかのビールよりも、口に入れたときに

鼻に抜ける爽やかな香りはやはり独特のものがある。


そしてのどを通る頃には、麦芽の力ある香りとコクが

じわり、と伝わってくる。


最近はやりのプレミアムラインではないものの

ちょっとぜいたくな感じが伝わってくる。


なにかメシを食いながら、とか、

油っこい濃厚なアテをつまみながらでは

飲みたくない、香りを楽しみたいビールである。


地元の人間ならなおさら、ははぁーっとご拝謁に賜る感じで

あと5本を飲りたいと思うのです。

北海道生搾り

先日、久々に発泡酒をケース買い。

銘柄はサッポロ「北海道生搾り」。

アサヒ本生と比べると香りがややパンチ力不足かな?


しかし、ここ最近「のどごし生」や「スリムス」「KIRE」といった

第3のビール(その他雑種2)を飲んでいたので、

「あぁ~やっぱ発泡酒は香りがいいなぁ」と思った。


これで本物のビールなんか飲んだ日にゃふるえが止まらないかも知れない。


冷蔵庫の中にヱビスの黒が一本入っているのだが…

生搾り、あと20本くらいあるんですけど(笑)

カクテルの王様!

カクテルの王様といえば、なんといっても「マティーニ」であろう。

しかしマティーニはカクテルの王道から外れたものであることも

ご存じの方は多いと思う。


カクテルは普通、「スピリッツ+リキュール」もしくは「スピリッツ+ソフトドリンク」の処方で

作られるものであるが、マティーニの原材料は主に

「ジン」と「ドライベルモット」である。


ジンはもちろん、ベルモットも白ワインの一種であり、スピリッツである。

基本的にはこの2者をステアして作るのがマティーニであり、

つまりマティーニはスピリッツ同士を混合したものにすぎない。


しかし、である。スピリッツとは言え、ジンとベルモットという、

全く異なる香りと味を持つスピリッツを混合したこのカクテルは、

他のカクテルが持ち得ない「深み」を持つのである。


カクテルはそもそも質の悪い酒の味をごまかすために、

ジュースを混ぜて生まれたものであるといわれる。


しかしマティーニは違う。酒に酒を混ぜている。つまり、ごまかしが利かない。

まずい酒にうまい酒をまぜてもまずいものになる。

酒と酒とのガチンコ勝負だ。


さらに処方の違いによって、色とりどりのさまざまなマティーニが生まれている。

マティーニの名前だけ頂戴した、変種マティーニも数多い。

マティーニがカクテルの王様として君臨しているという証拠だろう。


これからもマティーニはいろいろな形で愛されるであろう。

サッポロ ザ・フルーツスパークリング

本日新発売の発泡酒。

関西で試験販売し好評だったことから全国展開。


テイストはグレープフルーツ、レモン、リンゴの3種類。

本日はグレープフルーツをいただく。

「チューハイとは違う」ことを強調しているとおり、

単にフルーツシロップ+ソーダ+アルコールではない味がする。


果物が発酵したような香りと酸味、

さらにチューハイにはないうまみがあり、

まさに「果物を発酵させた」感じが伝わってくる。

スパークリングワインほどクドくなく、さっぱりした後味。


チューハイの高級版、と言えば語弊はあるが、

価格はチューハイ並みながら(コンビニ価格145円、スーパー100~130円)、

ちょっとした贅沢な気分が味わえる、新しい発泡酒といえる。

マツケンチューハイ?

甲類焼酎の広告が新聞に載っていた。
キャラクターは我らがマツケン 、松平健だ。
なんでも「甲類焼酎応援団長」とのこと。

そのマツケンを名に冠した「マツケンチューハイ」のレシピを
マツケン自ら紹介していたが、
そのレシピを見ると…
「1.氷を入れたグラスに甲類焼酎を1/3程度注ぐ
 2.よく冷えたウーロン茶をグラス一杯注ぐ
 3.ホットの場合は熱いウーロン茶で」

おいおいチューハイって「焼酎ハイボール」の略でしょ、
つまりハイボールってことは、炭酸がないといけないんじゃない?

ちなみにこの広告の主は「日本蒸留酒酒造組合」。
その東北支部のサイトに
「ウーロン茶割り」のレシピ があるが、
これは「マツケンチューハイ」そのものではないのか?

鯨飲を矯める

ちょっと前までは一日3杯、アルコールをたしなんでいた。

だからこそこんなブログも日々更新できた。


だが、最近体重が増えつつあるし、のどがよく腫れたりして体調がよくなかったので

ここ数週間、アルコールは1日1杯程度とし(程度ってのがご愛嬌)、

たまに飲まずに布団に入ったりする。


お酒がうまいのは飲まない日があるからなのかもしれない。


でも365日年中無休で酩酊して健康を保っている人もいると思うと、

なんで俺だけが…とも思ってしまうのだが。